Canon ⅡD
レンジファインダー・カメラ
フォーカルプレーン・シャッター
シャッター速度
B.1-25(T.1.2.4.8.25).
40.60.100.200.500
ASA表示ナシ
レンズ SERENAR f:3.5 50mm
(シンクロ接点は後に改造されたもの)
1952年製のバルナック・ライカのコピー(No.81094)。Canonという社名は「カンノン(kwanon)」という日本初の35mmレンジファインダーカメラから名付けられました。
「カンノン」はその頃は「精機光学研究所」という会社の試作機の名前で、やがて「ハンザキヤノン ニッコール50mm F3.5付き」となって1936年に商品化されました。このカメラは現在132台しか確認されていないとのことで、極希少品です。キャノンのカメラがニコンのレンズをつけていたのがまた面白い。
1947年、キヤノンカメラ株式会社に社名を変更。商品名と社名を統一したのです。
上の写真のレンズは「SERENAR」ですが、右の写真はよく読めないかもしれませんが「SEIKI-SERENAR」と書かれています。1947年社名変更以前のレンズです。両方ともLeicaのエルマーのコピーです。
「ハンザキャノン」というカメラについては
湊和雄のデジタル南島通信のなかの
「もっとクラシックカメラネタ」というページにカメラの写真と詳細な説明が書かれています。全体の形はCanon ⅡDとよく似ています。
Canon Ⅳ型まではバルナックライカのコピーであることは一目瞭然ですが、ボディが角張っていたり、ファインダー倍率が3段階に変わるなどCanon独自の技術も入っています。