YASHICA minister
レンジファインダーカメラ
シャッター COPAL-SVL
シャッター速度 B 1 2 4 8 15 30 60 125 250 500
レンズ YASHINON 1:2.8 f=4.5cm
絞り 2.8 4 5.6 8 11 16
LV値 2~17
1960年製。サイズ 139w×89h×72dmm。miniという名前が付いていますが大きさはミニではなく普通です。ministerとはprime minister(首相)のministerです。大臣クラスといった意味でしょうか。
セレン露出計が付いていますが、連動していません。軍艦部にある露出計でLV値を読んで、手動で鏡胴の数値に合わせます。1960年代のカメラは当時の最新技術だったLV値(light value)を使ったものが多くありますが、ヤシカではこのministerが最初のLV方式のカメラです。
たとえば露出計のLV値が12とすると、鏡胴の数値を12に合わます。すると「シャッター速度30・絞り11」と鏡胴の速度リング・絞りリングの2つが連動して回転します。手持ちだとこれではブレますから、シャッター速度を125にするとそれと連動して絞りが5.6になります。絞りは開放に近いほうが…と思って絞りを2.8にするとそれと連動してシャッター速度は500になります。一眼レフの「絞り優先」と「シャッター速度優先」の両方が体験できるということです。
こんなコンパクト・デジカメがあったら即買いなのですが…。