Chiyoko(Cマーク) SUPER ROKKOR 1:2.8 f=45mm No.19***
3群5枚構成
絞り 2.8 4 ~16
距離表示 feet 3.3~∞
フィルター径 19mm 34mm
(フィルターは、レンズ部分だけにはElmar用の19mm、前面全体にはSummar用の34mm、どちらも付けることができます)
写真(上は)バルナック・ライカのコピー機であるMinolta35の標準レンズで、その形状から「梅鉢」レンズとよく言われるものの後期型です。
こちらは前期型。
「梅鉢」は1948年に発売、1955年ころまで作られました。社名が「ミノルタ」になるのは1962年で、この当時はまだ「千代田光学」ですから当然「Chiyoko」になっています。前期型は鏡胴前面上部に丸い小さな穴が開けてありそこから絞り値が覗かれる(写真は「5.6」の数字が出ています)のが特徴です。後期型は穴はなくなり、代わりにピントレバーが付きました。コーティングもより強くなっているようです。
前期型、後期型の比較です。
PaX Jr
距離目測カメラ
レンズ・シャッターの表示はナシ(自社製と思われる)
シャッター速度 B、25.50.100.300
レンズ Luminor Anastigmat 1:3.5 f=45mm
絞り 3.5 4 5.6 8.11 16
距離はmeter ft 併用表示
ASA 25.50.100.200.400.1000
サイズはPaX M4と全く同じ 110×73×65mmですが、ちょっとみた感じでは異様と思うくらいに大きく見えるファインダーですね。
距離計はありません。ジュニアという名前のごとく、安くするために泣く泣く削ったのでしょう。
このファインダーは大きさ見やすさともに、後続の「Rollei35」とほぼ同じ程度と思われます。
PaX ではなく 「Pal Jr」 「STARLITE」 となっているものがあります。海外向けです。また「Tower55A」というのもこの機種です。
Pax Jr とPal Jrの比較です。
プレートが違っているだけで全く同じです。
以下はPal Jrの箱、取説です。箱にも取説にも確かに「YAMATO KOKI KOGYO」と書かれていますが、取説の写真の「Pal Jr」とあるべきところがマジックで消されているのがご愛敬です。
レンズの番号などから推量すると「Pax」の売れ残りを「Pal」と名前を変えて売ったのかもしれません。
裏蓋をはずしてみました。左から順に PaX, PaX M2, PaX M4, PaX Jr の裏蓋です。この4機種、サイズも取り付け位置も全く変わっていません。開閉に必要なのは中心のネジだけで、上下の2つはネジのような体裁になっていますが動きません。こんなところにちょっとしたウイットが感じられます。
試写例
ここでは主にレンジファインダーカメラ(距離計連動カメラ)以外の小さなカメラを集めました(PAXは別のカテゴリーで掲載)。特にサイズを大文字で載せています
GELTO DⅢ
ARSEN
MINOX B
KODAK 35
SAMOCA 35 model LE
SAMOCA 35 Ⅲ
Pentax Auto 110
Rollei 35 シリーズ …Rollei 35TE
(試写例アリ)/Rollei 35/Rollei B35
(試写例アリ)
Olympus Pen D
Yashica 35-ME
(試写例アリ)
Konica C35
Voigtlander VITOMATIC
(試写例アリ)
Kalimar A
Ricoh R1s (付属として GR1s) (番外編)
(試写例アリ)
APSカメラ (番外編)
(試写例アリ)