PENTAX MX
シャッター 機械式ゴム布幕横走行フォーカルプレーン
シャッター速度 B 1 2 4 8 15 30 60x 125 250 500 1000
GPD受光素子TTL中央重点測光
サイズ 139.5mmW×82.5mmH×49.5mmD(蝶番4mmを含む)
1976年11月発売、当時の世界最小一眼レフカメラです。完全マニュアル機で、好みで8種類あるファインダー・スクリ-ンが交換可能です。
MXにはいろいろなバリエーションがあって
①「ASAHI OPT. CO., JAPAN」が巻上げレバーの下→メモ・ホルダーの下
②メモ・ホルダーの形が正方形→長方形
③製造番号「9」で始まるものが前期型、「4」で始まるものが後期型と言われている
などです。写真のものは後期型で、すべての特徴があてはまっています。
PENTAX ME SE
シャッター 電子式金属幕縦走行ファーカルプレーン(B・Xは機械式)
シャッター速度
AUTO(ファインダーにはUNDER 8s 4s 2s 1 2 4 8 15 30 60 125 250 500 1000 OVERと表示あり)
100X B の3通り
GPD受光素子TTL中央重点測光
電池 SR44×2 使用
サイズ 135mmW×82.5mmH×49.5mmD(蝶番4mmを含む)
1976年12月発売、世界最小を更新した機種で、こちらは絞り優先AE機です。MXはX接点とFP接点の2つがありますが、MEはX接点のみ、ストロボ撮影時にはシャッター速度は機械式1/100秒にあらかじめ設定されています。
「SE」はSpecial Editionの略だと思われます。「PENTAX ME」シルバー と「PENTAX ME SE」の違いは張り皮の色が黒色か焦げ茶色か、というだけのようです。また「ME super」にも「ME super SE」がありますが、こちらの違いは focus screen のみのようです。またK1000にもSEがあり、screenが変わっていたり張り皮が焦げ茶色だったり、こちらはまちまちです。ただ、どれも「SE」がつくのは海外限定販売だと思われます。
MXシリーズはこの後1979年MV1、ME super、1981年ME-F、1982年MGが出ます。旧来からの「AOCO」マークがあるのはMXとMEだけでMV1以降すべてのPentax機から「AOCO」マークは消えてしまいました。
右の写真は目の錯覚テストではありません(笑)。MX(上) と ME(下) の大きさがやや違うのが分かると思います。