Leica Ⅲa
レンジファインダー・カメラ
フォーカルプレーン・シャッター
シャッター速度
z. 20-1(T.1.2.4.8.20)
30.40.60.100.200.500.1000
ASA 表示なし
レンズ Summar f=5cm 1:2 No.318587
絞り 2 2.2 3.2 4.5 6.3 9 12.5(沈胴)
鏡胴番号 8
ボディ番号No.183***から、1935年製のLeicaⅢaです。この機種からシャッターが1/1000という高速になり、好評だったせいか総台数92,685台(すべてクローム仕上げ。800台だけブラックという説もある)と量産されました。ライカカメラのなかではもっともよく見かける機種です。
そのため、ライバル会社ツァイス・イコンが対抗品ContaxⅡを作りだし、シャッター速度を1/1250に設定したと言われています。
どちらも日本やソ連のコピー・ライカが第二次大戦後まで1/500の速度しか出せなかったことを考えると、高度な技術力だと納得できます。
ファインダーは「流れ窓」(ビスのところだけ膨らんでいます)、「0マーキング」(レンズをはずすと「0」の字が彫ってあります)、アイピースは離れていること(後ろから見ると2個の覗き穴があります)、アイレット(吊穴)が付いたこと、この4つがⅢaの特徴です。
レンズは「六角絞り」のSummar。番号はNo.318***の1936-37年製。拭きキズが多いので悪名高いレンズです。もう一本1938年製のズマールも持っていますが、こちらも「六角」です。このレンズ、シャープさはないのですが、ソフトな写りをしますから女性のポートレートには最適だと思います。
Summarの試写例(カメラはⅢf)
Leica Ⅲf & Summar 50/2