レンズ構成 3群4枚
絞り羽根 13枚
最小絞り 22
最短撮影距離 5feet 距離表示は feet のみ
フィルター径 シリーズⅦ 48mm 49mmもOK
最大径 56mm ∞時最大長 105mm
「
Canon camera museum 」 にある Serenar 135mm F3.5 I と同じ仕様のレンズだと思いますが、「Canon camera museum」 にはこの名前のレンズは載せられていませんでした。
SerenarではなくCANON LENS銘、feet表示などから1955年から1958年頃に海外向けに作られた製品でしょうか。
フード、フィルター、キャップの取付け方が面白い(当時、多くのものはこうなっていました)。
フードには…SERIES VⅡ CANON LENS 135mm f:3.5 Canon Japan
フィルター…Walz SERIES VⅡ W.Y1
フード取り付けリング…SERIES VⅡ 48mm Canon Japan
と刻印されています。フィルターにはネジがなく、フードと取り付けリングのあいだに填め込んであるだけです。49mmのネジのある普通のフードも填め込むことができます。
右はフードをセットした状態。
フードを使わない時には、このようにフードを反対にして鏡胴にセットし、そのまま撮影することもできますが、絞りの数値がフードに隠れて分からなくなります。現在の花形フードの格納の仕方と同じですね。
キャップはレンズの鏡胴に直接付けることはできません。上の写真の格納状態にしたあと、ネジ込むことによってキャップをします。